父さん がんばる。

仕事に、家事に、子育てに。 がんばる父さんの絵日記

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日本が一億総活躍社会を目指す今。夫の家庭内活躍社会の道を開かねば干されちゃうかもしれない。

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 私が、ブログで夫婦で家事を「シェア」することについてまとめるようになって2年が経とうとしています。はてなブログへ移行したことで、消えてしまった過去記事をもとに、今回は私が家事を「覚える」ようになって感じたことや変わったことについて、振り返ってみました。

 

前回の続きです。

 

目次

 

家事・育児が自分事になった。震災がもたらした3つの変化。

 夫婦喧嘩というカタチではありましたが、話し合いを通して、妻が求める夫の役割に気づかされました。でも、実際に家事を覚えるという行動に移す事ができたのは、後に私たちが経験した、東日本大震災がきっかけでした。

 2011 年3月11日。私たちは宮城県気仙沼市で震災を経験しました。妻や娘とは2日目に再会。約10日間の避難所生活を経た後、ひとり気仙沼に残った私 は、震災発生からはじめて自宅アパートがあった場所に戻りました。そして、変わり果てたわが家の姿に、いままでの暮らしを失った現実を思い知らされたのです。

 

4コマ漫画:震災がもたらした3つの変化。

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 1つ目の変化は、津波によってこれまでの暮らしを失ったこと。

 震災前に、家のことは夫婦でシェアするものと気がついたものの、結局実行に移せなかった。依然として、家事を分担する当事者になろうという意識が低かったからです。しかし、震災によってゼロから暮らしを立て直す作業を余儀なくされたことで、自然と夫婦間で家事や育児について深く話し合う機会ができました。

 2つ目の変化は、転居に伴い私が仕事を変えたこと。

 環境教育を実践するフィールドを求めて気仙沼に移って以来、私はその夢を形にするため仕事をしていました。しかし経済的には決して安定したものではなく、行き詰まり感も漂っていた当時。だから余計に家のことにまで気が回りませんでした。被災後に仙台に移り、仕事を変えたことで、外の仕事と家庭の仕事の両方を意識する、精神的・時間的な余裕をもつことができました。

 そして3つ目の変化は、翌年に第2子の息子が誕生したこと。

 震災によって家事をすることの意識が高まったタイミングで、妻が妊娠。ひどいつわりで寝込んでしまったため、必然的に育児と家事を私もすることになったのです。リベンジのチャンスが到来したというわけです。

 

事前に話し合っておくことが大事。

 じゃあ、天災ぐらいの出来事が起きないと、夫の意識は変わらないのか。と、がっかりしなくても大丈夫。これはあくまでわが家の場合です。

 そもそも、「夫婦間で家事をどこまでシェアするか」についての程度は各家庭で大きく異なると思います。ただ、こういった話は必要に迫られる前にきちんと話し合っておき、夫婦間で十分納得しておく必要があるのかなと思います。

 そのタイミングは、育児休暇を取る前?妻の妊娠が発覚してから?もしかすると結婚する前かも?などと思いがめぐり、自分では結論が出ませんでしたが、これも夫婦で決めることなんだろうなと思います。

 あとは、夫が家事を手伝わざるを得ない状況をつくることも手段のひとつではないでしょうか。私のそれは妻の育児疲れと東日本大震災でした。妻の病気やケガ、長期旅行など、何かきっかけが大きな変化をうむのかもしれません。不満や文句がありながらも、妻が家事をきちんとこなしてしまうのでは、夫はその状況に甘えてしまうわけです。

 

 妻の話に耳を傾け思い出した「わが家の家事の原点」

 私がなぜ家事を覚えることにしたのか。これまで、その経緯についてお話してきました。そこで、家事を覚える宣言の後日談にふれてみたいと思います。

 家計にも環境にもやさしい家事を無理のない範囲で追及してきた妻。私が家事を覚えると決めたことで、その方法だけではなく考え方について会話する時間が増えました。
「なるほどなあ」と思うことも多く、家事を覚えることがかえって楽しくなったのです。家事が自分事になったことで、家事をやらされているという感覚はなくなりました。最近では、家のことを夫婦で共有できているのかな、と思えるようになりました。

 

4コマ漫画:「ありがとう」を伝えた日。

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「子どもたちに環境のこと教えているのに、海へ合成洗剤を流してたらダメだよね」

  結婚当初住んでいた気仙沼大島の自宅では、下水道の設備がなく台所の排水はそのまま外に流れていました。それを知った妻が、ヤシの実洗剤を買ってきた。これが出発点でした。

 そんな昔のことを思い出し、私にとってわが家の家事は、そもそも他人事ではなかったことに気がつきました。だから、自分のブログで家事についてもっと丁寧に発信していこうと思いたったのでした。

 

【まとめ】家で働く父の姿を子どもたちに見せておく必要性。

 「家事ハラ」炎上騒動から2年―。その後、「日本死ね」というつぶやきが波紋を呼び、政府も「一億総活躍社会」を謳いその実現に向けて動き出しています。世の中が確実に夫婦共働きが当たり前、という状況に進む中、家庭内の仕事である家事や育児をシェアしていくかについて、夫婦間で共通認識しておくことは、必要不可欠になるでしょう。

 ただ、夫婦で家事・育児をシェアするかたちについては、過去にも話していましたが、各家庭で異なります。そして、同じ家庭であっても夫婦を取り巻く環境、特に子育てのステージによって変化していくのかなと思っています。これについては、現在まとめていますので、後日あらためてお付き合いいただければと思います。

 私が家事を覚えて妻とシェアすることは、ある意味妻とのコミュニケーションツールの一つとなりつつあります。そして、最近感じるのは、子どもたち、特に息子に対して、父さんも家事や育児に関わる姿を積極的に見せないといけないということです。

 妻(母さん)と一緒にいる時間がどうしても長くなる子どもたちにとって、家のことはお母さんの仕事となんとなく感じているようです。だから、父が家庭で働く姿を印象付けることは、子どもたちが大人になってから大きな意味を持つはずです。育った家庭環境ってやっぱり大事。

 

  娘は、毎朝お弁当に入れるたまご焼きを焼いてくれるなど、母さんのお手伝いを通して家事に興味を持ちはじめています。息子も、姉と同じことをしたいと訴えて姉弟喧嘩が勃発するのですが、そんな時、「じゃあ、父さんと食器だそうか」「うん!」みたいな流れが自然にできるといいな。私も息子もまだ未熟なため、そこまでには至っていませんが。

 前回述べた、2つの「家事ハラ」で子どもたちが思い悩まないようにすることは、親の務めだと思うのです。ひょっとすると、子どもたちが親になった頃は、夫婦で家事をシェアすることではなく、目覚ましい発展を遂げた家電製品のボタンをどちらが押すかみたいな議論をしているかもしれませんが。それならそれで良いのです。

 

 「家事は女性の仕事」「家事に参加してるオレかっこいい」なんて言っていると、いつの日か社会にも妻にも見捨てられてしまうかも。そんな、危機感をうっすらと感じながら、父さん、これからもがんばります。